今日1月17日は阪神大震災からちょうど15年の日にあたります。当日の記憶は比較的鮮明で車を運転中で、NHKのラジオで神戸地方に大きな地震があった模様だという第一報が流れました。その後車を運転しながら明るくなるにつれてこの地震の被害が尋常ではないことが伝えれれてきました。
昨日、神戸新聞の震災時を描いたドキュメンタリー番組には胸が打たれました。そこには当時の新聞未掲載のいくつものカメラマンが撮影した写真がドキュメントとともに紹介されていました。消防車は来るが水が出ないため家が燃えるのをただ呆然と見つめる人、つぶれた家から必死に救助しているが既に息が途絶えてしまった人、中でもとりわけ胸を締め付けされたのは、小学校低学年と思われる子が焼け跡から母親の遺骨を一人もくもくとバケツのような入れ物に拾い集めている光景でした。
あれから15年、この子はどうしているのだろう?また同じような親や身内を失った子はどうしているのだろう?自分の日々の生活を反省すると同時に、人生観そのものを見つめ直す機会であったようにも思えます。