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会計上の見積もり

公認会計士協会主催の「会計上の見積もり」のセミナーに参加してきました。会計上の見積もりとは簡単に言いますと「決算に際して不確実性があるものでも会計上必要な場合には、適切な情報に基づいて合理的な金額を算出し計上するもの」です。

却ってわからなくなりそうですが、具体的に滞留債権(貸倒引当金)、滞留在庫、固定資産の減損、関係会社や非上場会社の株式評価、繰延税金資産、各種引当金などです。これらは直接財務諸表の数値に大きな影響を及ぼすことが多く、監査上も重要な論点になっています。

会計上の見積もりは、決算の適正性でしばしば問題になります。ある意味、将来の見積もり(予想)を伴いうことが多いため、後になればわかるが当時としての判断は・・・なんてこともありうるわけです。会社も監査する会計士にとっても大変な話です。