会社の人事が新入社員に求める一番の能力にコミュニケーション能力があるらしい。
コミュニケーションの定義は難しいが、会話を通して、感情・意思・情報などを、受け取りあうこと、あるいは伝えあうことなどと言われている。
私が考えるに1つの重要な要素に、人の話を素直によく聞き、自己の成長に結び付けられる事かと思う。難関大学を卒業した人が会社に入ってパッとしないことはよくある。受験勉強は参考書とひたすら向き合い努力すればよいが、そこにはコミュニケーション能力は全く存在しない。ゆえに社会に出た後コミュニケーション能力すなわち人の話を聞けない人は既に半分の能力が欠如していることになる。
私が20代のころ広告代理店の営業をしていたころ、元大手銀行の人事部長がおっしゃった言葉が今も忘れられない。「小渋君、うちの銀行なんて東大出た人がゴロゴロしているけど出世するのはその一部なんだよ。それは入って半年見ればわかるんだよね。何故だと思う?」
「新入社員は全員、最初全員現場に出される。その時に自分たちより学歴の低い先輩の女子社員に仕事を教わるのだが、わかりきったくだらない事も含め、素直に謙虚に教えを聞けるヤツが将来出世するね。そこで自分はエリートだと思い、そんなこと教わらなくてもわかるかというヤツはまずダメね」。
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