先日の会合の中での話し、試験に合格し大手監査法人に就職できたのはよいが上からのアサインされる仕事がなく、事務所の中でネットサ-フィンしている人が何人もいるとの事。さらに1,2年、監査の現場にほどんど行けず事務勤ばかりの人もいるらしい。
その会合に参加した会計士のほとんどが「それはひどい」の意見で一致、みな下積み時代の大切さをよく知っているからです。やはり公認会計士である限りその専任業務である監査は経験した方がよい。試験合格後の3年間の雑巾がけが、その後の仕事の礎になるからです。ここでどれだけ吸収するかでその後が変わってきます。
景気の大幅な落ち込みや大量合格者の問題もいわれていますが、優秀な人材を育成し、さらに監査業界の健全な発達のために是非このような状況を打開していただきたいものです。