職業柄、取引先などの決算書などを見せられ即時の感想(分析)を求めらる事があります。粉飾の可能性と財務状況の悪化の可能性などのリスクには特に独特の嗅覚が備わっています。私個人は恐らく状況に応じて200、300はチェックリストを持っていると思います。
例えば、決算書では貸借対照表の残高分析と、損益計算書のフロー分析、さらにそれに合わせてキャッシュフロー計算書の内容や整合性を見ます。また勘定科目では内在するリスクを考えます。その背後にある処理や分析的手続(監査の専門用語)も行います。
これらは過去の監査とか財務調査経験とか自分が実際に決算をした経験から培ったもので、言葉では簡単に言い表せませんが、感覚的には、ベテランドライバーが無意識に危険を事前に察知して運転している感じに似ているかもしれません。